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papermoon ~日本刺繍~

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カテゴリ:日本刺繍「着物・帯・半襟」( 11 )

刺繍半襟を洗ってみました!

時々着物をきますが、その際にはいつも身につけるようにしているものがあります。
自作の刺繍半襟です。
見える範囲は少ないですが、顔にも近いしとても効果的です。

でも、日本刺繍となると絹地に絹糸、高価です。
もともと半襟は襟が汚れないよう覆うものですから
肌に当たる部分がかなり汚れるのになかなか洗うこともできません。
それがやっぱり購入をとどまる一番の理由かな?

と言うわけで、クリーニングに出すのも迷うくらい
汚れてしまった半襟を自宅で洗ってみました。
※すべての日本刺繍の半襟に可能かどうかはわかりません。
実行する際には自己責任でお願いいたします。


使用したのは、おしゃれ着洗いのエマールです。
作ったのは10年ほど前、使用後放置していたので
肌に当たる部分が変色していました。

汚れの落ち具合はこんな感じです。
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うっすら残っています。

洗う前のサイズを測り忘れたのできちんとしたことはわかりませんが、
多少縮んだようです。
同じ生地ではありませんが、使用前の生地と比べるとこんな感じ。
(生地の色が違うのは、竹模様の方は作ったのが10年ほど前だからだと思います)
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長さは2~5センチほど(もしかしたら、もっと)縮んだ気がします。


刺繍は多少よれたようです。
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金糸・銀糸はあまりかわりませんでした。
(ちなみにこの糸は平金糸といって竹屋町などに使用される特殊な金糸です)

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しかし、今回の生地と刺繍については、
そんなにダメージは感じませんでした。
刺繍の部分を避けてアイロンをかけました。(中温、当て布あり)
刺繍も長襦袢につけて着付けてしまえば気にならないと思います。
捨ててしまうか迷うくらいならば、洗ってみるのもいいかもしれませんね。
もちろん、大切な半襟についてはドライクリーニングに出すことをおすすめします。
ご自分で洗って、使用できないものになってしまっても
責任はとれませんのでご了承ください…m(_ _)m
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by papermoon-2005 | 2013-04-17 23:30 | 日本刺繍「着物・帯・半襟」

刺し繍い

11月の展覧会の向けて、本格的に制作を開始ししました。
夏休みにどっぷり刺す予定が、余りに暑くて、
図案もなかなかまとまらず、
8月末からようやく刺し始められたところです。

今回は名古屋帯を1点予定しており、まずはそれからですが、
たっぷり刺し繍いを使ってアンティークのような
しっかりした雰囲気の帯を作ろうかと画策中…

しかし、なかなかその刺し繍いが進みません~
3日かかって花がひとつ終わらないって、ヤバイ(^^;;;

ついでなので、その刺繍の進み具合をご覧にいれようかと思います。

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一段目
いわゆるロング&ショートステッチです。
今回はふっくら見せたいので一段目は太い糸を使用。

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二段目
グラデーションを入れました。

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三段目
なかなか進みません。
刺し繍いばっかりやっていたころは、
このくらいあっという間に刺していたのに…


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そして、これがやっと三日目。
何か方法を編み出さなければ。

刺し繍いはあまり古い時代には見られません。
近代ですね。海外の刺繍の影響でしょうか。
そんなところから見るとまた繍い方ひとつも
とても興味深いです。
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by papermoon-2005 | 2012-09-06 21:53 | 日本刺繍「着物・帯・半襟」

ネコ帯、その後。

先日、ねこちゃんの帯について記事を書きましたが、
(詳しくはこちら → オーダー 【ネコちゃんの帯のシミ隠し】  )
お客様が、身につけてお出かけしてくださったと
お写真を送って下さいました。

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アップはこちら
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半幅帯なので、とてもゆったりといい雰囲気。
こんな風に使っていただけたら本当にうれしい。

トリエさんの展示会も
2012/6/6~11の日程で
新宿伊勢丹であるそうです。
また新しい作品、拝見しに伺おう♪


   *****

シミ隠し、単衣へのワンポイントなど
生地の状態などによってお受けすることもできます。
ご希望の方は一度ご相談ください!
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by papermoon-2005 | 2012-05-22 18:00 | 日本刺繍「着物・帯・半襟」

オーダー 【ネコちゃんの帯のシミ隠し】

3月末にあったはじめてきもの小梅~Love&Kimono展vol.1
とてもたくさんの方とお着物について
語り合うことができた貴重な場所でしたが、
実はあの時に面白いオーダーをいただいていました。
やっと出来上がりましたので、ご紹介します。

私の手元にやってきたのは、この子。
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西陣織の小袋帯(半幅の袋帯)です。

この帯の持ち主さまは、普段の着物(木綿やウールなど)が
大好きという方で、出会ったその日も
デニムの着物を個性豊かに着こなしていらっしゃいました。

そして、この帯は、オフィストリエさんという作家さんのものです。
伊勢丹の「いいおんなプロジェクト - SHINJUKU STYLE」という
イベントで一目惚れをして購入されたのだそうです。
それまではずっと博多織一筋だったのに、
試着をしてみたら、西陣織のあまりの締めやすさに
感動したのだそうです。

ところが!!
早速つけてお出かけしたある日。
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シミができてしまったのだそうです。
落とそうとしてみたら、輪染みまで出来てしまった…と
ご相談を受けました。

拝見してみると、
台張りにも耐えられそうだし、サイズも可能そうだし、
何より、かわいくてこちらの想像力もかき立てられる絵なので、
シミ隠しの刺繍をお受けすることにしました。

最初のお話では、私の名刺の絵を気に入ってくださったので、
昔刺繍をしたバックの絵(カラフルな魚の刺繍です)
ネコちゃんが魚をもて遊んでいるような感じにしようか…
なんて感じでしたが、お任せで構わないということでしたので、
いくつか書いているうちに、
円型(輪シミが隠せる)で、、、
ネコの手のひらに乗るもので、、、
ユーモアがあって、、、
かわいくて、、、
カラフルというオーダーに答えられるもの、、、
さんざん悩んだあげく、出てきたのはこれでした!!

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「地球は回っている、ネコの手で」

いかがでしょうか。
ネコ好きにはたまらない、このネコちゃん。
いい出会いは、いい作品につながると
いつも思うのでした。

*****

シミ隠し、単衣へのワンポイント刺繍など、
状態(絹地で台張りに耐えられるかなど)によっては
お受けすることも出来ます。
ご希望の方は、まずご相談ください!
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by papermoon-2005 | 2012-05-08 09:00 | 日本刺繍「着物・帯・半襟」

オリジナルしゃれ紋 ―藻喰茗荷―

オリジナル紋のオーダーをお受けしました。

【オーダー内容】
・茗荷と松藻
・花抱き茗荷紋をベースにアレンジ

茗荷が好きとおっしゃる方からのご注文です。
すでにお持ちの袴に合わせ、
金茶色の紬をお仕立てする際に
オリジナル紋を入れたいとご注文いただきました。

茗荷紋や杏葉紋はとてもベーシックな紋で、
十大紋の一つ、その種類は70種類以上もあるそうです。
今回は、その中の「花抱き茗荷紋」をベースに
松藻を加えてアレンジすることになりました。

花の部分を田字草にするか、花菱にするか、
それともシンプルに丸い花びらにするか。
茗荷を何層にするか、杏葉のように華やかにするか。
松藻の葉には動きを与えず紋章のようにきっちり描くか、
茎の本数を増やして豪華に見せるか。

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いろいろとお話を詰めていく中で
茗荷は茗荷らしく、
松藻は水草らしい動きを表現するために、
紋という形にはとらわれず写実性も取り込んで
柔らかい水の中の流れを感じられるような画に
しようということになりました。

オリジナルの背紋を書くにあたって参考にしたのは、
以前、「つながる。」という記事でも紹介しました
『家紋の話-上絵師が語る紋章の美-』です。
この本によると、紋を描くときの
角度やアイテムはきっちりと決まっているけれども、
その大きさやカーブの取り具合などは、
その紋屋のセンスで変わってくるということでした。
紋というものは、本やさんでもたくさん扱っていますが、
「紋帖」によってしっかり管理されているものと思っていましたので
この本を読んで以来、その紋屋さんの腕というか
甲斐性というか、そういうものにとても興味を持ったのでした。

というわけで、今回は本来の紋らしさから少し離れ、
松藻がモチーフのこともあるので
水の流れを感じるような葉の流れを大切に描いてみました。

そして、完成。
ご注文主さま命名「藻喰茗荷」

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定紋や替紋のようには堅苦しくなく、でも格式をもって
背守のように魔や災厄から逃れるお守りになればいいなぁと思います。
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by papermoon-2005 | 2012-04-15 09:00 | 日本刺繍「着物・帯・半襟」

半襟「花勝美」

「はじめてきもの小梅~Love&Kimono展vol.1」に
出品しました半襟をご紹介いたします。

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「花勝美」 ¥38,000

昨日のネクタイの記事の図案が
我ながらとてもきれいだったので(笑)、
半襟にも刺してみました。
ただこの図案、散らし文様ではないため、
とても贅沢な半襟となりました。
半襟は本来、襟汚れをよけるためのもの。
汚れるのは前提なので、半襟柄も繰り返し文様で、
汚れている部分をずらしながら永く使えるものが好まれます。
でも、こんな一点ものをその方その方の着方
(襟の抜き加減や花の位置をどこにするかなど)
に合わせてお作りすることができれば、
そんなに贅沢なことはないなぁとも思います。

ネコちゃんや鳥のワンポイント柄を今は考えているのですが、
それも、その方その方に合わせてお作りできればいいなぁと
思っています。
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by papermoon-2005 | 2012-04-06 09:00 | 日本刺繍「着物・帯・半襟」

半襟「雪の結晶」

「はじめてきもの小梅~Love&Kimono展vol.1」に
出品しました半襟をご紹介いたします。

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「雪の結晶」 ¥35,000

以前、歴博「紅板締め」「雪花模様帷子」という記事でも書きましたが、
雪の柄は江戸時代に流行り、夏の帷子などに使用して
涼をとったよくある柄のひとつです。
これも夏に使用できるように絽の半襟に刺してみました。

こちらの図案は、以前作った付け襟をそのまま応用。
その時の生地はこちら。
http://papermoon5.exblog.jp/12160405/
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by papermoon-2005 | 2012-04-04 09:00 | 日本刺繍「着物・帯・半襟」

半襟「菊唐草」

「はじめてきもの小梅~Love&Kimono展vol.1」に
出品しました半襟をご紹介いたします。


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「菊唐草」 ¥38,000
※作品をご希望の方はメールでご連絡ください。

半襟は、淡い色づかいが魅力のひとつかと思います。
今回のこの菊唐草も、
黄色とオレンジを中心に透明感のあるカラー展開にしてみました。
菊模様はお祝いの柄でもありますので、
季節を問わず使用することもできるのがよいところですね。
白一色でお作りすることもできますので、
ご希望の方はメールでご連絡ください。
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by papermoon-2005 | 2012-04-03 09:00 | 日本刺繍「着物・帯・半襟」

半襟「桜と蝶」

「はじめてきもの小梅~Love&Kimono展vol.1」に
出品いたしました半襟をご紹介いたします。


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「桜と蝶」 ¥38,000
※作品をご希望の方はメールでご連絡ください。

桜の季節を前に作った作品です。
夜桜を見上げたイメージで、
グリーンとピンク、それから月明かりの黄色から
色を選びました。
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by papermoon-2005 | 2012-04-02 12:10 | 日本刺繍「着物・帯・半襟」

「はじめてきもの小梅展 vol.1」終了しました

「はじめてきもの小梅~Love&Kimono展vol.1」

刺繍デモンストレーションで参加いたしました、
「はじめてきもの小梅~Love&Kimono展vol.1」
無事、終了いたしました。
お忙しい中、ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

はじめてきもの小梅さんでは、
このチャリティーを兼ねたイベントを
3月の恒例イベントとなさるそうです。
私も次回また参加できることをお約束して解散となりました。

普段に着物を着る方の関心の高さ、
その楽しさを改めて感じることができました。
今は、普段着物と晴れの着物が
きっちり住み分けられているように感じましたが、
もっともっと今の生活にマッチしていくようになればと思いました。
私もそこにあうアイディアが出せるように
努力したいと思っています。

どうもありがとうございました。

   *****

こちらは、期間中会場でデモしていた半襟です。
完成しましたのでご披露いたします。
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「丸菊」 ¥25,000
※作品をご希望の方はメールでご連絡ください。

丸菊という糸を渡しただけのシンプルでかわいらしい図案です。
色も黄色とピンクでキャンディーのようなただただかわいい色合いにしてみました。
白一色なら正式な場でも使用できる一品です。
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by papermoon-2005 | 2012-04-01 14:51 | 日本刺繍「着物・帯・半襟」