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papermoon ~日本刺繍~

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神戸、そして京都へ。(その2)

さて、京都へ移動した翌日。
本日の目的は、京都文化博物館、
千總ギャラリー、そしてちんぎれやさん訪問です。

京都文化博物館へは、ゼミの卒業生を訪ねて。
紅板締の展示を拝見しました。
紅板締は、いわゆる板締め絞り(纐纈)です。
柄に彫った板に生地を挟み染料を通して染めます。
江戸から明治にかけて襦袢や下着に多く用いられました。
浮世絵でもよくみかける染めです。
展示は板締めの板や締め枠などもありました。

その後は、千總のギャラリーへ。
現在のものと、千總歴代社長夫人の婚礼衣装が展示されていました。
昔は、白・赤・黒と三色の打掛を準備し、それの他に青を着たそうで、
なんとも豪華な打掛・引き振袖が並んでいました。
匹田絞りに友禅を組み合わせ、刺繍を施した打掛は
それはそれは豪華で、うっとりです。

午後は、ちんぎれやさんへ初訪問。
江戸時代のものを中心に拝見した作品は、
普段ならば美術館のガラスの向こうにあるものばかり。
いつか、古い時代の刺繍を私もコレクションしたいなぁ、、、
などとおもいつつ、たくさん拝見しました。

あっという間の2日間、お土産を買う暇もなく、
新幹線の時間まで目一杯、名古屋の妹のところへ向かいました。
2月に産まれた姪っ子に会い、
4歳になる甥っ子と名古屋松坂屋で妖怪を探し、
GWを無事終え、また通常の生活へ戻ります。

   *****

京都文化博物館
紅板締―庶民の生活を彩った染織―
2015年4月24日(金) - 2015年7月12日(日)

千總のギャラリー
「千總婚礼 Chiso wedding―perfect celebration―」
2015年3月19日(木)―6月30日(火)

ちんぎれや
〒 605-0089
京都市東山区縄手通り三条南入元町372番地の1
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# by papermoon-2005 | 2015-05-07 21:00 | 日本刺繍「その他」

神戸、そして京都へ。

もう今年のGWも終わりますが、今年のGWは珍しく旅に出ました。

ほんの2週間前のこと。
担当教授の京都ちんぎれやさんへ行く、の一言に
「付いていってもいいですか?!!」
突然決まった関西行きでした。

神戸ファショッン美術館で行われている、
「超絶刺繍Ⅱ」
京都・千總ギャラリーで行われている
「千總婚礼 Chiso wedding―perfect celebration―」
の二つが見たかったことも合わせ、
願ってもない旅行となりました。

しかし、もう新幹線もホテルもいっぱい。
ホテルはどうにか取っていただくことができ、
新幹線は自由席に並ぶことになりました。

当日朝7時。
新幹線口で待ち合わせ、ゼミの仲間と2台見送った後、
無事に席を確保し、まず向かったのは、
兵庫夙川にある黒川古文化研究所です。

小袖・紅型・絹本に用いられている染料・顔料を
蛍光x線分析によって明らかにし、その制作方法を探る
という展示が行われていました。
鉄媒染が行われている黒部分にはFe(鉄)が多く出て、
墨が使用されている部分からはそれが出ず、
また、Ca(カルシウム)が多く検出された白には胡粉が用いられ、
紅型の黄色には石黄(硫化砒素)=顔料が使われ、、、と
点数は多くないものの、素材と技法とがわかりやすい展示に感動しました。
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山の上にある研究所からは大阪湾が一望でき、
コーヒーが自由に飲めるようになっていて、パスの時間までゆっくりさせてもらいました。

その後は、神戸ファッション美術館へ向かいました。
こちらの美術館へ出かけるのは2001年から14年ぶり。
以前の時も刺繍の展覧会でした。

今回は、長崎刺繍の嘉勢照太先生のおくんちの幕がメインで、
それに合わせて美術館所蔵の世界各国の刺繍が展示されていました。
インド・アジア圏の鎖繍い(チェーンステッチ)はかなり細かくて、
埋め尽くすと独特の質感と雰囲気になります。
それがかわいくてかわいくて。
長崎刺繍の幕は、紙縒などによる肉入れを駆使して立体的に、
糸の太さや縒りの強さを利用して質感をだし、
本物のような出来具合です。
ヨーロッパのアビには、ビーズや絹糸を使用した華やかな縁模様を、
オートクチュールに使用されているのは、新しい表現を目指した刺繍。
細かい刺繍表現を古今東西網羅しつつ見せるという
興味深い展示となっていました。
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神戸ファショッン美術館HPより借用

刺繍だけでも、いろいろな素材・表現・目的があるものです。
今の研究室へ所属したことで、それが判断できるようになれば、
今後の制作活動へも活かせるような気がします。
明日は、2日目の京都の旅についてご報告します。

   *****

黒川古文化研究所
日本刀・小袖と古代中国の酒器-黒川古文化研究所名品展-
4月18日(土)~5月31日(日)

神戸ファッション美術館
超絶刺繡Ⅱ
-神に捧げるわざ、人に捧げるわざ-
2015年4月18日(土)~6月28日(日)
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# by papermoon-2005 | 2015-05-06 21:24 | 日本刺繍「その他」

新たな4月

随分とご無沙汰してしまいました。
新たな4月と題しましたが、私事ではありますが、
4月より大学院へ進学し、女子大生(!)としての新たな生活を始めました。
研究室では、先生を始めとして、ゼミのメンバーも遅くまで残り仕事をするスタイルで、
楽しくもあり、忙しい日々を送っています。
今時の大学生は、とても恵まれており、キャンパスメンバーと言うシステムで、東京国立博物館・国立近代美術館など無料で入れる美術館博物館があるそうです。

そんなわけで、早速東京国立博物館へ出かけてきました。
今回の目的は、東洋館の中国の工芸部門、中国の染織・刺繍。
そして、本館、近世の小袖コーナーです。

と、その前に都美術館の現代工芸展へも参りました。
こちらは壁面装飾が主ですが、刺繍の作品も多く出ています。
お名前を控えてくるのを忘れましたが、
細い糸を使用した洞窟のような作品がありました。
長い渡りでY字を作り、乱点のように画面を埋め、
それが遠くに離れてみると見事な奥行きを見せるのです。
3Dのようでした。
あれは偶然なのか、意図的なのか。
どうしても刺繍は目の前の手元の部分に注目しがちですが
あんな風に作品作りをしなくてはいけませんね!

さて、東京国立博物館です。
法隆寺館で奈良時代の幡を見た後、東洋館へ。
明〜清にかけての作品が中心に並んでいました。
メーンは、刺繍古銅図。
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青銅器が刺繍で表されたという作品ですが、同じ色の細い糸でとてつもない量の刺繍。

その他、纏足の飾りには、日本でも江戸中期以降に大流行した駒繍が細い金糸で使用されていたり、
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網繍という日本には伝わらなかった繍法を見ることも出来ました。
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また、本館の2階には寛文期から江戸後期までの小袖が分かりやすく展示されていました。
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様式(模様配置など)、使用技法、その変遷がよくわかります。

鳥獣戯画ももうすぐ始まりますね。
東博にいらした時には、通常陳列もお忘れなく!

中国の染織 刺繍
5室 2015年4月14日(火) ~ 2015年7月5日(日)まで

浮世絵と衣装―江戸(衣装)
10室 2015年3月17日(火) ~ 2015年5月17日(日)まで

GWは、神戸ファッション美術館の「超絶刺繍」を見に行くことになりました。
またレポします。
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# by papermoon-2005 | 2015-04-23 08:28

蒲田教室、乱点祭り

今日は蒲田で日本刺繍教室開催中です。
只今、蒲田教室は皆さん乱点に取組み中です。

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Aさんはモザイク繍い

Sさんは"平行の呪い"にかかって苦戦中(笑)
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呪いっていうか、暗示って感じですがσ(^_^;)

それぞれ色合いが違うだけで雰囲気が違ってきます。
完成が楽しみです。

蒲田教室では、5月17日日曜日午前10時から、体験者を募集中です。
要予約、ご希望の方は、メールからご連絡ください。
材料費込み、2500円です。
papermoon.sakura★gmail.com
★を@に変更して下さい。
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# by papermoon-2005 | 2015-02-15 11:11 | 日本刺繍「講習会」

あけましておめでとうございます

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あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

【今後の予定】
12月上旬 若草会展in銀座かねまつホール

その他、講習会の充実させていきたいと考えております。
今年も刺繍に観劇に楽しんで参りたいと思いますので、
どうぞお付き合いください。

皆様にとってもよい年となりますように!


写真 : 帯留 ( 「羊、空を飛ぶ」 ほか )
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# by papermoon-2005 | 2015-01-01 00:00 | 日本刺繍「その他」