ヤフオクで以前から欲しかった刺繍枠「角枠」を落札しました♪
日本刺繍用の枠には、帯枠といって長い反物を張る台や、
単純に糸と画鋲を使って張る四角い枠などがあります。
これらは大作を刺すときなど、
しっかり刺繍をしたい時に用いますが、
時間を短縮したいときや簡単に済ませたい時は、
フランス刺繍の丸枠のようなタイプの刺繍枠を使います。
ひとつ違うのは、「角枠」という名前からもわかるように、
日本刺繍の特性上、丸ではなく、四角なこと。
これは、絹地を縦横にしっかり張らなくてはならないためです。
一般的なものは、25センチ×25センチくらいなのですが、
家紋を入れるように10センチ程度の小さいものがあるのを
以前、江戸刺繍の先生のところで見せていただいたことがありました。
小さいハギレなどに使うこともできるし、
欲しいなぁ、、、と思っていましたが、
普通の刺繍やさんでは扱っていません。
特注するしかないかなぁ、、、と思っていたところ、
ヤフオクに出ていたのを発見!!!
落札しました。
写真の小さい方が、その欲しかった紋用の枠です。
「使い込まれた刺繍枠」とヤフオクの商品名にもあったとおり、
少々汚れて古くなっていましたが、
やすりをかけきれいにして、
内枠の角を削って生地の逃げ場を作って
しわにならないように使いやすいように改造し、
外枠にネルを巻いて、すぐに使えるようにしました。
ほか3種類も一緒に落札しましたが、
面白かったのが、この長方形の大きい枠。
どのような用途で使われていたのか、よくわかりませんが、
長い部分にのみネルが巻かれていた後があったので、
その部分だけを使用していたと思われます。
縦は、伸子針でも使ったのでしょうか。
横だけでは、しっかり張るのには
ずいぶんきつくネルを巻かなくてはなりません。
どなたか、ご存じの方は、教えてください~!!!